ブランド品のどこを見ればよいか?

フリマアプリでブランド品の偽物を見分ける方法を教えてください!

偽物には大きくふたつ、ブランドごとの偽物の特徴と、ブランド共通の特徴があります。それぞれのポイントを知ることでコピー品かどうかを見分けるコツが掴めます。
偽物(コピー品)は正規品(本物)と比べ、安い値段で作られている事が多いので、細かい部分や普段見にく部分を手抜きしていて、そういう細かいところが雑になっていることがあります。
実際に偽物のバッグや財布などを手で触ってみた場合には、特に普段から本物のブランド品をたくさん見ている人は、なにかが違うな?という違和感をなんとなく感じることが出来る場合もあります。
ただしメルカリやラクマなどのフリマアプリでは、写真などの限られた情報で判断しなければならないので、実際に肉眼で見るのとは違って、判断がとても難しいです。
僕ら鑑定士が鑑定する場合など、実際に商品を手に取ってみる場合は、いろいろなチェックポイントを見て、全体を見て判断をしています。(1か所だけで判断すると間違える可能性があります。)
チェックポイントには、いくつかの共通点があります。最初にも書いたように、偽物(コピー品)は安い値段(コストダウン)で作られていることが多いため、見えにくい部分は手抜きをしているという特徴(雑な部分)があることが多いです。
バッグや財布の場合には、ポケットの内側の糸の縫い方(縫製)がガタガタだったり、ポケットの周りの糊付けの糊がはみだしていたり、金具がついているバッグであれば、金具の裏側(見えにくい部分)の仕上げ方が雑だったりします。
また、牛革などのレザー系の素材を使っているはずのバッグや財布の場合、偽物は安く作るために合成素材(合皮)を使っている場合があります。
その場合には合皮独特のにおいも判断材料のひとつとなります。(偽物は化学薬品のような、ビニール臭や刺激臭がすることがあります。)

匂いも偽物の特徴なんですね!

全部ではないけれど、新しめのバッグに特に多いです。フリマアプリの写真ではわからないので、購入したあとに手元に届いたときに気にしてみてください。
メルカリなどのフリマアプリの場合は、写真で上で書いたような特徴の写真が最初から載っていないこともあります。
気になるところやチェックしたい場所がある場合は、出品者にコメントをして、写真をリクエストをしてみましょう。(悪い出品者でなければ、だいたい答えてくれます)
リクエストしても答えてくれないなど、良い出品者ではないな?と思ったら、その出品者からは買わないという選択も必要です。

被害に合わないためには、買っても大丈夫かも?と攻める考え方よりも、この商品は怪しいかも?と守る考え方のほうが大切です

ブランドごとの注意点をまとめました。目次のブランド名をクリックすると、そのブランドの見分け方まで飛べます↓
目次
-
ルイヴィトンの偽物の見分け方
- バッグ・財布にシリアルがあるか?
- 金具(ファスナーのタブや、ホック)の金メッキの剥がれ方
- 見えない部分に劣化がないか?
- イニシャル入りではないか?
- シャネルの偽物の見分け方
- ギャランティーカード
- シールの有無
- 見えない部分に劣化がないか?
- エルメスの偽物の見分け方
- バーキンの特徴
- エブリンの特徴
- スカーフ
- グッチの偽物の見分け方
- コントロールカード
- ロゴの書体
- 革タグの刻印
- プラダの偽物の見分け方
- ギャランティーカードの有無
- ロゴの字体
- ロエベの偽物の見分け方
- ロエベの特徴
- セリーヌの偽物の見分け方
- セリーヌの特徴
- ロレックスの偽物の見分け方
- ギャランティーカードの有無
- インデックスの縁取りやロゴの字体
- 付属品の状態
- モンクレールの偽物の見分け方
- コミックタグ
- ロゴの字体
- ティファニーの偽物の見分け方
- 刻印
- 素材と値段
- 付属品
- マークジェイコブスの偽物の見分け方
- マークジェイコブスの特徴
- ウィスキーの偽物の見分け方
- ウィスキーの特徴
フリマアプリでのルイ・ヴィトンの偽物の見分け方

一番見る機会が多い偽物がルイヴィトンです。ただ、本物がしっかり作られているので、偽物を見分けるのは簡単なブランドです。
人気ブランドなので、本物が売っている数も多いですが、偽物の数も多いです。
ヴィトンのバッグや財布の本物は特に作りがしっかりしているので、偽物と本物を見比べると、偽物の方は雑なところが目立ちます。
糸の縫い方(縫製)や金具の作り(金メッキなど)、ブランドのロゴなどを見れば、ほかのブランドに比べるとフリマアプリの写真でも見分けやすい偽物が多いです。
ただし、ヴィトンの中にも、写真では見分けるのがむずかしいような、本物に近い偽物もあるので、注意が必要です。
「コピー品に気を付ける主な商品」
・モノグラムジャイアントのバッグ
・比較的新しめのラインのバッグ
・古いモノグラムのバッグ
ヴィトンの見分け方①バッグ・財布にシリアルがあるか?(シリアル番号は正しいか?)
ルイヴィトンのバッグや財布には、必ずどこかにシリアル番号が書いてあります。
シリアル番号がある場所は、見つけにくい場所にあることがほとんどです。
ひとりでシリアルの写真を撮ろうとすると手間がかかるので、シリアルの写真を載せていない出品者もいます。
※2021年4月現在、シリアルの無いヴィトンの正規品が確認されています。今後は、シリアルが無くなるという噂もあります。

シリアルの写真がない場合にはコメントをして写真を追加してもらう方法もあります。
ヴィトンのシリアル番号は、ほとんどが ●●▲▲▲▲ (●=アルファベット・▲=数字)
の組み合わせになっていますが、偽物は上の法則に当てはまらないことがあります。
(※古いタイプの本物のバッグや財布にも●●にA1やA2など、アルファベット+数字の組み合わせがあったり、数字が3桁だったり、数字→アルファベットの順だったり、法則が違うものがあります。)
上の写真のうち、黒いバッグの写真のシリアル番号は数字が5桁になっているので偽物のシリアルです。
もうひとつの写真に写っているのが、本物のヴィトンのバッグのシリアル番号となります。
ちなみにヴィトンのシリアル番号のアルファベットの部分は、製造工場を表す記号になっています。
上の写真でいうと、「VI」はフランスの工場です。(ほかにスペインやアメリカ、イタリアなどがあります。)
そしてこのシリアルの製造工場の国と、同じくバッグや財布のどこかに書いてある「made in France」などの国の部分は、基本的には一緒になります。

この2つの国が一致していない場合は偽物の可能性があるので注意してください。
ヴィトンの見分け方②金具(ファスナーのタブや、ホック)の金メッキの剥がれ方
ヴィトンの本物に使われている金具のメッキは、メッキが厚いため、全体がはがれることは少ないです。
(相当使い込んだもので、全体が剥がれることはあります。)
上の写真のように、まだらにメッキが剝がれている金具のバッグや財布は本物の可能性が高くなります。

メッキを綺麗に仕上げる技術は偽物を作る業者も簡単には真似ができないみたいです。
ヴィトンの見分け方③バッグや財布に劣化があるか?
バケットの内側の素材や、エピのバッグや財布の内ポケットなど、ヴィトンの特定のバッグや財布には、時間が経つとべたべたしてしまったり、劣化しやすい素材を使っているものがあります。
この劣化は、本物の素材の特徴なので、上に書いたような特徴があるバッグや財布は本物の可能性が高くなります。
劣化しやすい素材が使われているバッグや財布の場合は、出品者に劣化しているかどうかを確認してみるのもいいかもしれません。
ただし、本物であっても、上に書いたような劣化がある場合、当然バッグや財布の価値は下がってしまいますので注意してください。
ヴィトンの見分け方④イニシャルがあるか?
ルイヴィトンの新品を正規店で買うと、無料でイニシャルを入れてくれるサービスがあります。
ただし、イニシャルが入っている商品は、イニシャルが入っていない同じ商品で、同じようなコンディションの商品に比べて約半分程度の価値になってしまいます。
例えば簡単に言うと、近くのブランドショップで60,000円で売れるはずのバッグが、イニシャルが入っているだけで30,000円になってしまうということです。
なので、価値が下がってしまうイニシャルを、わざわざ偽物の商品には入れないので、イニシャル入りのバッグや財布は本物の可能性が高いとも言えます。
本物だとしても、価値は下がってしまいますが、イニシャルを気にしない人であれば、本物を安く購入できる可能性があるのでお勧めです。
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フリマアプリでのシャネルの偽物の見分け方
ヴィトンと同じく人気のブランドなので、偽物の数も多いです。
30年くらい前のバブルのころに流行ったような古いタイプのバッグの偽物を多く見かけます。
最近ではマトラッセのチェーンショルダーバッグや、ゴールドのアクセサリーの相場が中国を中心とした海外で人気が上がっていて、偽物業者に狙われやすい傾向があります。
本物のバッグや財布でも、ロゴのインクが滲んでいたり、かすれていたり、ちょっと雑に見えるような部分もあったりするので、偽物・本物の判断が難しい場合があります。
「コピー品に気を付ける主な商品」
・マトラッセのチェーンショルダーバッグ
・時計 (J12、プルミエールなど)
・カンボンライン(バッグ、財布)
・キャビアスキン(バッグ、財布)

いろいろなところを見て全体で偽物か本物かを判断します。
シャネルの見分け方①ギャランティーカード
シャネルのバッグや財布には、ギャランティカードというクレジットカードサイズのシリアル番号付きのカードが付いています。
メルカリなどのフリマアプリのバッグや財布は、基本的には中古なので、このカードをなくしてしまったりした場合にカードが付いていない場合もあります。
ちなみにギャランティカードのないシャネルのバッグや財布は、例えば買取店で売った場合には、カードがある場合に比べて、半分くらいの値段になってしまいます。

カードがあって50000円で売れるバッグはカードがないと25000円になってしまいます。
また、真贋の基準にもなるためとても重要です。心配な人は、カードが付いているバッグや財布だけ買うようにしましょう。
ただし、カードが付いていても、カード自体の偽物もあります。
上の写真は偽物のギャランティーカードの一部分です。
シリアルの数字の形が本物と違いますし、数字の色も本物のカードの数字よりも濃い色に見えます。
シャネルの見分け方②シールがあるか?
シャネルのバッグの特徴としてシールがあります。シールには大きく2種類あって、ひとつは「シリアルシール」もうひとつは「ブティックシール」です。
シリアルシールは、その名の通り、シリアルが書いてあるシールになります。
上で説明をした、「ギャランティーカード」に書いてある番号(シリアル)と同じ番号がシールには書いてあります。
ただし、このシリアルシールにも偽物があるので、シールがあれば本物というわけではないので注意してください。
もうひとつのブティックシールは日本の正規店で買ったときにについている金色のシールです。
※2016年ごろに廃止されたため、今の商品にはついていません。
ブティックシールの偽物というのは聞いたことがないので、このシールがある商品は本物の可能性が高くなります。
ただ、シールなので、貼ったり剥がしたりが出来てしまうので、100%ではないので注意してください。
シャネルの見分け方③見えない部分の素材の劣化
シャネルの特に古いバッグには、内ポケットなどにべたべたしたり、剝がれてしまったり、劣化しやすい素材が使われていることがあります。
バッグとしての価値は、劣化があると下がってしまいますが、本物の素材の特徴でもあるので、本物の可能性は逆に高くなります。
フリマアプリでのエルメスの偽物の見分け方
高級ブランドといえばエルメスというくらい、有名なブランドです。
人気ブランドでしかも売っている値段が高いものが多いので、偽物に狙われやすいブランドです。
本物のバーキンやケリーといったエルメスの代表的なバッグはしっかりとした作りが特徴になっています。
偽物もそれなりに頑張って、しっかりとした作りのものを販売しています。
ただしよく見比べれば、本物がかなりしっかりとしているので、見分けることが出来ます。
高額品が多いため、注意が必要です。
「コピー品に気を付ける主な商品」
・バーキン
・ケリー
・エブリン
・ニュートラベルライントートバッグ
エルメスの見分け方①バーキンの特徴
内側ポケットの折り返しが段差が感じられないほど滑らかになっており、流石のつくりであると言えます。
偽物には再現が難しい特徴と言えます。
また、本物は金具の仕上げがとてもきれいです。
※いずれも、写真では判断が難しいため、バーキンをメルカリなどで購入することは個人的にお勧めしません。
上の写真は偽物のバッグのブランドロゴになります。
ブランドの顔であるロゴの部分は、各ブランドが大切にしている個所なので、写真のようにインクがはみ出したり、雑に見える場合は注意が必要です。
エルメスの見分け方②エブリンの特徴
本物は、パンチングの内側まで色が塗られていますが、偽物では、省略されて塗られていないことがあります。
エルメスの見分け方③スカーフ
偽物ではなくても邪魔だからといって、タグ自体を切ってしまっているものがあります。
タグなしだと、買取店などでは取り扱わない場合がありますので、注意が必要です。
フリマアプリでのグッチの偽物の見分け方
オールドグッチとよばれるような古いバッグの偽物が比較的多いように感じます。
また、ビニール系の素材のバッグや財布は、比較的安価に再現ができるためか、やはり偽物が多いように感じます。
グッチの見分け方①コントロールカード
コントロールカードとは、1・2~9・0と順番に数字が書かれた紙です。
検品済みの証明のような紙ですが、グッチのコントロールカードには、どこかの数字に必ず切れ目が入っているのが特徴です。
グッチの見分け方②ロゴの書体
革タグなどのロゴの刻印のGUCCIの「U」には
縦線の左右で太さが違うという特徴があります。右側が細くなっているのが特徴です。
グッチの見分け方③革タグの刻印
バッグにある革タグの裏側には、型番の刻印があります。
現在のものは6桁・6桁(例 123456・789012)
古いものは2桁・2桁・3桁(例 12・34・567)
のような数字が刻印(または印字)されています。
最初の6桁の数字が型番となりますので、
この数字を検索して、同じものがヒットしない場合は注意が必要かもしれません。
また、刻印されている数字の形自体にも特徴があります。
特に「2」「3」「5」は特徴的ですので、
本物の刻印の形を覚えていたほうが無難です。

フリマアプリでのプラダの偽物の見分け方
以前、ブームとなったナイロン系のバッグの偽物が圧倒的に多いです。(本物よりも偽物の方が多いのでは?というくらい見かけます。)
「コピー品に気を付ける主な商品」
・ナイロン系のバッグ
・二つ折り長財布
プラダの見分け方①ギャランティーカードの有無
プラダのバッグ・財布は、ギャランティカードのあるなしで買取店での評価がかなり変わります。特にナイロン系のバッグは、ギャラがないと取り扱わないというお店も多いです。
ただし、ギャランティカード自体の偽物もあります。印字されている文字が極端に細かったり、曲がっている場合には注意が必要です。
プラダの見分け方②ロゴの字体
PRADAのRにの形に特徴があり、Rの真ん中に切れ目があるのが本物のブランドロゴの特徴のひとつです。上の写真のうち、最初の写真には切れ目がありません。一方、2番目の写真のRには切れ目があります。ただし、2番目も偽物のロゴです。
2番目の写真のロゴではMILANOの部分の字体が乱れています。これも偽物のブランドロゴの特徴のひとつとなります。
総合的な判断が必要となります。
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フリマアプリでのロエベの偽物の見分け方
シャネルやプラダなどと比べて、そこまで偽物は多くないと感じますが、レベルの高い偽物が多いです。
特にフリマアプリでは、アマソナやハンモック、かごバッグなど、人気のバッグの偽物を多く見かけます。
新品の定価の値段とフリマアプリに出ている中古の値段を比べた時に、あまりにも差が大きいものはかなりの確率で偽物なので気を付けましょう。
写真での見分け方としては、ステッチの糸の縫い方やコバの仕上げ方などを見るとわかりやすい場合があります。
また、本物のバッグには6桁のシリアル番号などもあります。フリマアプリでコメントをして、シリアルの写真を見せてもらう方法もありです。
「コピー品に気を付ける主な商品」
・アマソナ
・ハンモック
・かごバッグ(バケット)
※ロエベのバッグの写真での詳しい見分け方は別の記事↓で紹介しています。
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フリマアプリでのセリーヌの偽物の見分け方
ラゲージ(ショッパー)のかなり精巧な偽物が出回っており、注意が必要です。
ラゲージ(ショッパー)に関しては、正規店の販売証明書がないと取扱いをしない買取店もあります。
やはり、メルカリなどのフリマアプリの限られた情報で判別するのはかなり難しいと言えます。
「コピー品に気を付ける主な商品」
・ラゲージバッグ(ショッパー)
・トリオ
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フリマアプリでのロレックスの偽物の見分け方
言わずと知れた高級人気時計ブランドです。
人気の高さもあり、おもちゃのような偽物から、スーパーコピーと呼ばれるような、ムーブメントの細部まで作りこまれた偽物まで、幅広いタイプの偽物が出回っています。
スーパーコピーのようなある程度コストのかかる偽物はそこまで多いとは感じませんが、確実に存在しておりメルカリなどのフリマアプリで判断するのはかなり難しいため注意が必要です。
ただし、本物がかなりしっかりとした作りの為、比較的安価な偽物に関しては、判り易い部類だと言えます。
「コピー品に気を付ける主な商品」
・デイトナ
・サブマリーナー系
・GMTマスター
・デイデイト
・デイトジャスト
ロレックスの見分け方①ギャランティーカードの有無
ロレックスに限らず、高級時計ブランドの時計には、何かしらのギャランティが付いています。
ロレックスの場合には、現行品などの新しい時計ではカードが付いています。(古い年代の時計では紙の場合があります。)
ロレックスのギャランティーカード自体の偽物は少ないと感じますので、ギャラありの時計を選ぶ方が無難であると言えます。
ただし、ギャラ自体が、その時計のものではない可能性もあるためその点に関しては注意が必要です。
正しいギャラであれば、記載してあるシリアルと、時計のシリアルが一致します。(時計のシリアルの確認方法は、年代によって違います。)
比較的新しい年代の時計では、ルーレット刻印と言って文字盤の周りの内側にシリアルが直接刻印されているため、比較的簡単に判別できますがルーレット刻印以前の時計では、ベルトを外したケース側に刻印されているため、メルカリなどのフリマアプリの場合では、ベルトを外してもらった状態の時計の写真をリクエストするなどして、確認する必要があります。
ロレックスの見分け方②インデックスの縁取りやロゴの字体
上の写真の時計は偽物となります。写真では分かりにくいですが、インデックス周りに縁取りのはみ出しや、毛羽立ちなどがあります。いずれも本物ではありえない特徴です。
また、ロゴにもインクのはみ出しがみられます。
解像度の低い写真だとわかりにくい特徴です。メルカリやラクマなどのフリマアプリの写真では特に分かりにくいかもしれません。できるだけ解像度の高い写真をリクエストできればベストです。
ロレックスの見分け方③付属品の状態
上の写真は偽物についていた箱の写真です。ブランドのロゴも違いますし、箱の形状・質感も違います。偽物の本体に、お粗末な偽物の付属品をわざわざ付けている出品者は以外にも多いと感じます。ただし、付属品だけ本物の場合もあるので、付属品だけで判断することは危険です。
フリマアプリでのモンクレールの偽物の見分け方
アパレル系のブランドの中では、偽物が比較的多いブランドです。
メルカリなどのフリマアプリにおいては、判断が難しいため注意が必要です。
「コピー品に気を付ける主な商品」
・ダウンジャケット
モンクレールの見分け方①コミックタグ
モンクレールのダウンジャケットの内側には、コミックタグが付いています(ついていない種類もあります。)
本物のコミックタグにはいくつかの特徴があり、例えば角の形(丸み)や色に特徴があります。色に関しては、色が鮮やかすぎるものは怪しいと判別出来ます。
※写真では判別が難しいかもしれません。
※上記は本物モンクレールのコミックタグの写真です。
モンクレールの見分け方②ロゴの字体
上の写真のうち、左が本物のモンクレールの写真で右側が偽物の写真です。偽物のロゴの字体は縫いが乱雑で甘いです。
ダウンジャケットのワッペンです。写真では分かりにくいですが、かなり縫い目が乱雑です。こちらも偽物のロゴです。
上記はモンクレールのダウンなどについているタグになります。こちらは本物です。
フリマアプリでのティファニーの偽物の見分け方
偽物の数が多いブランドです。
特にシルバー素材のアクセサリーは金やプラチナに比べて素材の値段が安い(金の100分の1くらい)ので、偽物を作るコストが少なく済み、偽物の数が特に多いです。
「コピー品に気を付ける主な商品」
・オープンハート
・バイザヤード
・Tスマイル、Tワイヤー系
ティファニーの見分け方①刻印
ティファニーのアクセサリーには必ずどこかに刻印があります。
刻印の種類は「ティファニーのロゴ」「素材の種類(AG925・AU750など)」「製造国(イタリアやスペインなど)」「デザイナー名(ペレッティ・パロマピカソなど)」
大体この4種類の刻印がどこかに刻まれています。
偽物のティファニーのアクセサリーの場合、刻印のロゴの形が違っていたり、刻印されている場所が違う場合があります。
上の写真の基準外の写真は、Tワイヤーリングの刻印ですが、明らかに刻印のロゴの字体が本物と違っています。
また、刻印の場所も本物のTワイヤーリングとは違う場所にあります。(本物でもアクセサリーの種類によっては、刻印の場所が複数ある場合もありますが、基準外の写真のような場所に刻印さているものはありません)
アクセサリーの刻印はフリマアプリの写真では画像が小さくて見にくいことも多いです。
刻印の写真が見にくい場合には、コメントをして、写真をしっかりと見せてもらうようにしましょう。
ティファニーの見分け方②素材と値段
ティファニーのアクセサリーに使われている素材は主に3種類です。
「SV925などのシルバー」
「AU750などの金」
「Pt950などのプラチナ」
です。
素材は値段が高い順に
金 > プラチナ > シルバー
となります。

それぞれの素材の特徴を紹介します。
ティファニーの素材①シルバー
シルバーは3つの素材の中では一番安いです。
ティファニーのシルバー素材のアクセサリーは、ほかの素材のアクセサリーに比べて定価が安いものが多いです。
定価でも3万円~8万円くらいで買えるものが比較的多いです。
なので、中古市場に出回っている数も多いですが、偽物の数もほかの素材と比べても多いです。
フリマアプリにもかなりの出品数があり、偽物を見分けるのも難しいです。
「925」「SV925」の刻印がある場合、素材は「シルバー」になります。
ティファニーの素材②金
金は3つの素材の中では一番高い素材になります。
ティファニーで使われている金の種類は、18金が一般的です。
あとは色によって多少素材の価値が変わります。
ティファニーの場合だと、
イエローゴールド
ローズゴールド
ホワイトゴールド
の3つが代表的な18金の色ですが、この色の違いはそれぞれの金に他の金属を混ぜることで色の違いを出しています。
例えばホワイトゴールドならば「パラジウム」
ローズゴールドならば「銅」
などです。(他にもいろいろなパターンがあります)
パラジウムは高価な金属なので、ホワイトゴールドは他の色の金と比べて若干素材の価値が高いです。
ちなみに18金は刻印で表す時には「K18」や「750」といった種類があります。
ティファニーの場合には主に「AU750」の表記になります。
「750」とは、AU1000を純度100%の金とした場合に75%の金であることを表しています。
なので、「K18(18金)」は24金(純金)の75%
すなわち 24×0.75=18 ということなので、金が75%の素材が18金という意味になります。
フリマアプリにあるティファニーの偽物の中ではシルバー素材の偽物と比べると見分けるのは比較的簡単です。
もともと定価が高いので、そもそも安すぎる出品のものはほぼ偽物で間違いないです。
ティファニーの素材③プラチナ
ティファニーでは、ブライダル系のリングなどに使われていることが多いです。
他の2つの素材に比べて、偽物の数は少ないですが、ダイヤ付きのリングなどでは注意が必要です。
ティファニーの見分け方③付属品
ティファニーのアクセサリーには箱や巾着袋などの付属品が付いていますが、この付属品の偽物の数もかなり多いです。
ロゴや色味が本物と違う場合があるので、フリマアプリに付属品の写真が載っている場合には参考にしてください。
ただし、付属品だけ本物という場合もあるので、注意が必要です。
付属品から偽物を写真で見分けるポイントはロゴです。
上の写真では、基準外の写真の箱のロゴは若干ですが、掠れています。
また、ちょっと不鮮明で分かりにくいですが、字の太さに違いがあるように見えます。

フリマアプリでのマークジェイコブスの偽物の見分け方
スーパーコピーと呼ばれるものも出回っており、注意が必要です。
スーパーコピーに関してはメルカリなどのフリマアプリの写真で判断するのは難しいと言えます。
「コピー品に気を付ける主な商品」
・スナップショット系 (カメラバッグ・財布)
・腕時計
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フリマアプリでのウィスキーの偽物の見分け方
最近価格が高騰していることもあり、国産ウイスキーの偽物が出回っています。
過去にはメルカリでサントリーの響の偽物を販売した出品者が、詐欺容疑で逮捕される事件も実際にありました。
本物の空き瓶に安いウィスキーを入れる手口が多いので、瓶の作りやラベルで判断することは難しいです。
なので、見分ける一番のポイントはキャップの封印の仕方になります。
「コピー品に気を付ける主な商品」
・サントリー 響 (17年・21年など)
・サントリー 山崎 (12年・18年など)
・その他サントリー系ウィスキー (白州・知多など)
・ニッカ系ウイスキー (竹鶴など)
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フリマアプリでのブルガリの偽物の見分け方
「コピー品に気を付ける主な商品」
・B-ZERO1リング
・キーケース
フリマアプリでのゴヤールの偽物の見分け方
ゴヤールでも特に人気のトートバッグ「サンルイ」の偽物があります。ヘリボーン柄のドットの数が違っていたり、全体的なつくりが粗くなっている偽物があります。
「コピー品に気を付ける主な商品」
サンルイ
フリマアプリでのミュウミュウの偽物の見分け方
「コピー品に気を付ける主な商品」
バッグ
キーケース
フリマアプリでのフェンディの偽物の見分け方
「コピー品に気を付ける主な商品」
マンマバケット